裏原戦略というのは簡単に言えば販売する商品を全て「限定化」してしまう
日本人にとって物欲をくすぐる一番の戦略だと思います。
この裏原戦略のキーワードは「限定」「店頭販売」「口コミ」
限定というのは何か特別なイベントなどに対しての限定もありますが、
裏原系ブランドでの限定とは「初回生産限定」の意味での限定になります。
これは裏原系ファッションブランド全てに言えると思いますが、少数販売であっても
実際の販売数は一切告知せず発売される商品全てをプレミア化させる戦略で、
大人気の商品になったとしても再生産は一切せず、「今買わないと買えなくなる」
と思わせるところがポイントになります。
「限定」戦略のメリット
今買わないと無くなってしまう→購入→次々と商品が完売する→プレミア化する
→プレミア化すると欲しくなる→今買わないと無くなってしまう
と無限にループさせる事が出来るので、イメージを崩さず希少性をクローズアップさせ
発売される商品全てをプレミアブランド商品にさせる事が出来るようになります。
似たような方法で「買占め=独占・限定」とする限定戦略をチャプターがしています。
他に成功した「限定戦略」ではメディコムトイなどがあげられると思います。
大ヒットした「ベアブリック」はシリーズ1の発売当時は半額程度で買う事が出来ましたが
流行にのってしまった現在は「再生産」は一切しないブランド商品の為にプレミア化が進み
今では欲しいと思わなくても後で欲しくなった時にプレ値になってしまったら困るので
とりあえず何でもかんでも「ネット受注」してしまう方も多いのではないでしょうか?
メディコムトイは会社設立に関わっている人が同じ系統になるので
似てしまう戦略になるのは当たり前なのですが、とにかく「イベント限定発売」
「ゲリラ発売」など発売方法が多彩で全て初回限定になるのが似ています。
「限定」のデメリットとしては大量生産での販売をしないので、デザインを沢山必要とし
段々とデザインがワンパターン化しやすく、飽きが来る可能性があるという事です。
この方法で失敗したのがおちまさとさんのダットエムオーやデビロックになると思います。
おちまさとさんのカスタム携帯屋は901iだけで販売を続ければプレミア化の継続は
出来たのかもしれませんが、販売数量を多くしどの携帯にでもあうようにしてしまうと
完売するモデルが減り、そうなると上記で説明した連鎖反応が起こりにくくなります。
更に失敗したのは「限定」に飛び付く20歳前後の客層を大事にせず大幅に客層を広げ
假屋崎省吾(かりやざきしょうご)さんのモデルや松平健さんのマツケンサンバモデルなど
年齢層の高い方が好みそうなモデルを順次発売してしまった事にあると思います。
ダットエムオーのメディア・マスコミ戦略の中には入っていない年齢層が
中心のモデルを発売しても売れるはずがありません。 ランキング
デビロックは人気マスコットキャラ「PALMBOY」が大ヒットした後人気キャラで
色違いを乱発し同じ型を使いまわしすぎてしまった事が人気衰退の原因だと思います。
「口コミ」戦略のメリット
ネット社会になり今までは隠しておきたい情報も全て見られてしまう情報公開や
速報性を逆手に取り、口コミでブームを作ってしまう戦略方法になります。
昔は限定商品などはお店に通いつめないとなかなか手に入れる事が出来ず、
手に入れる事が出来るのは比較的自由に行動が出来る学生や委託店員などが
多かったと思いますが、デメリットは情報が雑誌メインなのでどの程度レアなのかが
伝わりにくく実際に一般人の物欲が生まれにくかった事があります。
ただ最近ではネットでも人気ブランドの情報掲示板も多数あり、
上手く利用するとブランドにとってもいい宣伝になる事があります。
・掲示板で情報交換をしてもらう
・オークションなどで商品を煽ってもらう
マスメディアを使って商品を煽る方法が主流ですが、
裏原系ブランド全般は口コミ戦略をメインにおいています。
昔の口コミとは違い今はネットサーフィンで情報を集める事が出来る為、
「即完売してしまった」「長蛇の列が出来て」などの書き込みも多く見られ
その書き込みを見た方はその商品に対してのプレミア感を持つ様になります。
また現在オークションも無料で出来て非常に有効な宣伝になるそうです。
メリットはお店が頼まなくても「即完売」「10個限定」など宣伝をしてもらえます。
これはお店側の情報で無いので例え「10個限定」であろうが無かろうが、
「即完売」だろうが今でも売っているのであろうが関係が無いからです。
実は裏原ブランドだけではなく某エレクトロニクス製品を作成する大企業なども
口コミの重大性に気づき、掲示板に社員が自演をしてばれてしまった事もありますが、
それほど口コミ(ネットでの情報交換)は重要視されてきています。
ファッションで言えばサーフ系ブランドもファンサイトに情報を流していた際に
IPアドレスから代理販売店の社員の自作自演がばれてしまった事もあるそうです。
「店頭販売」戦略のメリット
これは店頭販売と通販を同時にしてしまうと情報が漏れてしまう場合があります。
例えば通販サイトで「完売」や「soldout」にならないと「売れていないのでは?」
となってしまいます。
裏原戦略では売れていない商品が増えるとプレミア化の妨げとなり、
幻想がとけてしまう為、通販(楽天などの直接完売がわかるような場所や
数量が出てしまうようなネット販売サイト)は一切受付が出来ないようにして、
通販は電話のみの受付にするのがアナログ的ですが一番いい方法になります。
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